沖縄の空手──その基本形の時代

沖縄の空手
その基本形の時代

津波高志 著

定価:本体1,800円+税

2021年4月14日刊
四六判並製 / 192頁
ISBN:978-4-909544-17-9


唐手? 空手? KARATE?
世界各地に広まり、オリンピックの種目に採用された空手は、なぜ沖縄固有の武術と言えるのか?
推定で語られることが多かった歴史を排し、確かな文献・伝承資料とその解釈に基づいて、空手の起源に迫る一書。


目次
まえがき

第一章 本書の目的

第二章 従来の諸研究
 一 一般的な説明
 二 中国伝来説
 三 沖縄固有説
 四 空手の固有性

コラム① 巻藁

第三章 固有語の名称
 一 固有語と漢字表記
 二 糸洲安恒の唐手
 三 船越義珍の空手
 四 若干の留意点

第四章 名称の民俗分類
 一 民俗分類
 二 唐手と沖縄手
 三 首里手と那覇手
 四 棒唐手と櫂手
 五 手と空手
 六 民俗分類の性格

第五章 民俗分類と文献
 一 先行研究
 二 空手
 三 唐手
 四 空手と唐手

コラム② 京阿波根實基の逃走経路と塚

第六章 民俗分類外の諸用語
 一 からむとう
 二 ティツクンと組合術
 三 手ツコミノ術と拳法術
 四 民俗分類との違い

第七章 空手史の基本形
 一 無記載の記載
 二 空手史の基本形

第八章 今日的な問題点
 一 残された問題点
 二 京阿波根實基塚の性格
 三 京阿波根實基の墓碑
 四 空手の史祖

参考文献
あとがき
索引→公開中


著者
津波高志(つは・たかし)

琉球大学名誉教授・沖縄民俗学会顧問

1947年 沖縄県に生まれる
1971年 琉球大学法文学部国語国文学科卒業
1978年 東京教育大学文学研究科博士課程単位取得退学(史学方法論民俗学専攻)
2012年 琉球大学法文学部教授定年退職

単著
『沖縄社会民俗学ノート』(第一書房、1990年)、『ハングルと唐辛子』(ボーダーインク、1999年)、『沖縄側から見た奄美の文化変容』(第一書房、2012年)、『奄美の相撲─その歴史と民俗─』(沖縄タイムス社、2018年)

共著
『変貌する東アジアの家族』(早稲田大学出版部、2004年)、『中心と周縁から見た日韓社会の諸相』(慶應義塾大学出版会、2007年)、『東アジアの間地方交流の過去と現在』(彩流社、2012年)、『済州島を知るための55章』(明石書店、2018年)、『大伽耶時代韓日海洋交流と現代的再現』(韓国ソンイン出版、2020年)その他多数

書評・紹介

    ほんのうらがわ(編者による刊行エッセイ)