昭和11年、安家の夏/岡惠介

昭和11年、安家の夏 岡惠介(『[増補改訂版]山棲みの生き方』著者)  私は昭和61年、筑波大学環境科学研究科の研究生をやめて北上山地の奥地山村・安家(あっか)に移り住み、岩泉町の教育委員会の仕事をしながらフィールドワー...

フィールドワークの極意/越智郁乃

フィールドワークの極意 越智郁乃(『グローバリゼーションとつながりの人類学』編者)  フィールドワーク(英:Fieldwork)とは、研究者が現地で行う実地調査のことを意味する。文化人類学以外にも、地質学や動物学、植物学...

父の教え/津波高志

父の教え 津波高志(『沖縄の空手』著者)  「あとがき」で書いたとおり、高等学校の頃に父から空手を教わった。自宅庭の、父手作りの巻藁で、突き、蹴りなどの基本的な修練法から手ほどきして貰ったのである。私が空手に関心を抱いた...

たおやかで美しく、そして猛々しい女神達/福寛美

たおやかで美しく、そして猛々しい女神達 福寛美(『火山と竹の女神』著者) 「海人考」 筆者は琉球王国の神歌(おもろ)を集成した『おもろさうし』を研究しています。おもろには、ヤコウガイの貝匙が謡われています。ヤコウガイは大...